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お風呂から上がると、シャンプーの匂いと水滴に包まれる。タオルにくるまれ冷蔵庫から取り出した水を飲んで、髪を指ですく。外から雨の気配がする。夜の雨の日は濡れた空気がそのままお風呂上がりの続きのようで、ひたひたしてる。ひんやりする部屋で乾かすドライヤーの熱はきもちいい。小さい頃から髪を触られるのはくすぐったくてねむたくなるけど、自分でするときはそんな風には感じなくて、どうしてかなぁと思う。テレビはついてない。流れてくる曲が聞こえて、一安心する

 

アルバム「隼」を最近買った。とてもロックぽくて、激しさややるせなさみたいなトゲのある雰囲気が好き。鬱々とした思春期の男の子の内面を瓶に入れて振ったような

 

甘い手という曲に、映画「誓いの休暇」の一部分の台詞が入っていて、作品観てみたいなぁ…。

あの時言いたかったのはこの事だったんだと納得した時に、もうその人はいないというのはさみしいなぁと思う。生まれてから沢山の人と出会い、そしてどれだけの手を離してきたんだろう…。今まで相手が伝えたかった気持ちに気づけなかった数はいくつくらいだろう。そんな風にぼんやりする夜の温かさと冷たさは、朦朧としながら眠りに入る空間に似ている

   

 

ある恋愛について

 

 

好きすぎて離れたくない。仕事もやめて、友達付き合いも絶って、ただその人だけをみる。一日中いつでも涙がこぼれてしまうような胸を掻きむしりたくなるほど、自分の全てを占領され苦しくてつらい。その人が笑えばこの世に生まれてよかったと世界を肯定し、悲しめば身が裂けるほど痛く、世界なんかなくなればいいと思う。自分と相手の境界線がほどけ、重なり一体化していく

相手を好きすぎるあまり束縛し、破滅するような嫉妬をする。自分が自分じゃなくなる相手。理性を壊す人。そういう恋愛でしか得られないこときっとたくさんあるんだと思う。さらけだしてぶつかった分、その想いは過ぎ去った後でも奥の方でいびつだけど失いたくない記憶になる。一生懸命になった気持ちは、ずっと残る

こんな恋愛の作品をいくつか知っている。

きっとこんな恋をすると幸せにはなれないのかもしれないけど、一緒にいるときの一瞬をもう死んでもいいやって思えるの究極だと思う。幸せと死が同等な感じ

 

友達とはできない、身も心も深く揺さぶり混ざりあえるのは、恋愛関係だけだと思う

 

 

自由にするのも不幸にするのも宇宙でただ一人だけという曲の歌詞をみて、頭の中でいろいろ考えたり、思い浮かべたりした