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仮面/ペルソナ

 

 


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 イングマール・ベルイマン

『仮面/ペルソナ』

 

 

 

 

オープニングのモンタージュ、痺れるほどかっこいい

久しぶりにこんなに胸が高鳴る映画を観た

デヴィット・リンチ監督の「イレイザーヘッド」や時計じかけのオレンジのトレーラーを思い出した

 

言葉を話せなくなった女優、そのお世話をすることになった看護師、二人の海辺での療養生活を描く

 

序盤から中盤にかけてと、理解が深まってくる終盤ではだいぶ印象が変わる

人は誰かに話を聞いてもらうと救われるということ。過去を遡り自らを癒していく。そこに第三者がいるだけで、ただの妄想だけではなく現実になる。黙って煙草を吸っていた彼女は仮面を被っていたのか

誰しもいくつかの顔を使い分ける。しばしその落差に戸惑い、葛藤し絶望する。どの自分が本物なのか。言葉を話すことはとても大事なことだと感じた矢先に、言葉は無力だと映画は言う。何が正解かわからない、迷路を歩くような白黒の世界

人は無に突き当たると反射し透かして己をみることになるのではないかと思った

本性が見えないといろんな事を想像する。自分のいいように

子供が撫でる女性の顔がぼやけてるのも、バスに乗る人数も最後にパズルがぴったりとはまる

いろんな監督に影響を与えたというのも頷ける。登場人物は少ないけれど途中でだれない、ここぞというときの緊張感と音楽の使い方は素晴らしかった

今年観た中では、間違いなくベスト1

ラストの解釈は人それぞれなのかもしれないな…。私が思ってるのと、全く違う感想を持ってる人もいた。映画は、人によって感じ方が違うところがすごく面白いなぁと思う。同じ映画を観た人といろんな話をするのも、すごく楽しそう。。正解不正解なんてなくてその人自身が感じた事が全て、というのがとってもいい

ベルイマン監督の作品、初めて観たけどまた違ったのもみてみたいなぁ。第七の封印や処女の泉なども

昔の映画、素敵な作品たくさんあって宝探しみたい

 

 

 
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