movie book art etc…

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川上未映子さんの「愛の夢とか」を読んだ。

アイスクリーム熱を読んだあと、なんとなくもう読みたくなくなって机に置いたままにしてた。何日か過ぎて、続きから順番に読まず短編をばらばらに読んでいく

私が好きだったのは「いちご畑が永遠につづいてゆくのだから」と「お花畑自身」

ひんやりとした朝の森林の中、ぼんやり遠くを眺めていると、とんとんと肩をたたかれて振り返った瞬間、目に入った顔。そんなイメージ。それが誰かはその人自身にしかわからない。少しぞくっとするお話。

一番よかったのは「十三月怪談」

傑作だと思った。☆のところの時子目線の語り方が、まるで昼間のカフェで飲み物片手におしゃべりしてるような語りで、余計に悲しさがこみ上げた。夫婦の形は人それぞれだと思うけど、お互いいなくなったときのことを一緒にいる時に話すと言うのは特別なことなのかもしれない。二人のうちどちらかが亡くなって、新しい恋人をつくったりいなくなった人を徐々に忘れようとも時間は流れていくのだと。いつまでも後ろ姿や体温を求めるようにそこにはないものに泣きつき、時間を否定しながらも生命はとめられない。

生き続けることは時に悲しいことで、だからこそ物語で美しくもなり人はそれに救われたり、先に起こりうることを予測して予防線を張って傷を浅くしたりするのだと思う。

耳で聞いて肌で触れないと現実にいる人には刻み込めれない。魂だけでふわふわ揺れてる時子の気持ちは痛いほどだった。

読んでいて涙がぽろぽろ止まらなかった。

 

夏にぴったりの短編集。冷たい室内の中で飲むホットコーヒーがじんわり身体中にしみこんでいく気分。

 

今読んでいる「野火」がつらくて、なかなか進まないなぁ…。海と毒薬を読んだときと、同じきもちになってる。

 

 

最近、涼しい日が何日か続いたのだけど、すごくねむたくて、このまま冬眠でもしたいなぁと思ってしまうほどだった。

たくさん夢をみて、覚えてたり覚えてなかったり。あまりにひどい夢をみて、一日だけ夜までとらわれた日があった。

起きたとき泣いてると、朝から元気なくなってしまう。

夢の中は誰も助けに来てくれないし、自分との闘いなのかもしれない。

眠る前にやさしい文章を読むと、ふわっとして、包まれるような感じがする。やさしい文章がかける人は、素敵だなぁと思う。

そのままいい夢がみれそうなきもちになる。

今日は、どんな夢みるかなぁ…