movie book art etc…

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夏休みの図書館は、ひんやりしてきもちいい。

クーラーがきいた部屋は火照った肌をゆっくり冷まし、本を選んでしまうころには外の熱気のことなんてすっかり忘れてしまっている。思い思いに色んな人が本を選び、椅子に座って読んでいたり、資料を片手に学生たちが何やら熱心に話し合いながら歩いている。学校の課題かなぁ…。

ふと目をやった大きな窓ガラスから見えた景色は、縁取ったようなくっきりした白い雲と夏の熱を纏った町並み。歩いてるとすぐ側に感じる建物の重厚さや自然の匂い、騒々しい車の音も窓ガラス一枚でこんなに遮断されてしまうことが、なんだか不思議に思えてしまう。静かなのはとっても落ち着く。

おじいさんやおばあさん、小さな子供達や母親に抱かれた赤ちゃん。集まる年齢も様々、図書館は同じような目的を持った人達が集う、時間を決めてない集合場所みたいだなぁと思う。

町内のお祭りがはじまる前、夕方みんなが花火を持ってぱらぱらと公園へと歩いてくるようなゆるい雰囲気に似てる

 

この時期は一番読書が捗る季節で、私の場合は現実逃避に近い。暑さを忘れる努力をしないと、むっとむせかえる空気に心も身体も抑え込まれてしまいそうになる。

7月の図書館は学生時代を思い出すし、冬の真っ白な雪景色くらい好き。

早く寒い季節にならないかなぁ…。

 

よしもとばななさんの、「TUGUMI」が夏らしく清々しさがとてもよかった。よしもとばななさんの本を読むと、いつも優しいきもちになる。

あと吉田修一さんの「愛に乱暴」や松本清張さんの「黒革の手帖」など読了。

今、山崎ナオコーラさんの「男と点と線」読んでる。年齢も職業も違う人達の日常を切り取ったようなお話たち。

高校生カップルが水族館デートするお話があるのだけど、とりとめがなく少しふざけていて、出口の見えない場所で立ち止まったままのような、誰かがプールにずっとプカプカ浮かんでいる姿が読んでる最中、頭のなかにあった。

自分の高校生のときの感覚に戻ったようで、あの時は将来をどんな風にも考えられなかったなぁと思い出した…。良くなるか悪くなるのかも。

 

 

今年はかき氷イチゴとメロン、二種類食べた。もう食べたい味がないのに、夏は続いてく。ヨーヨーや金魚すくい、たこ焼き、クレープ、沢山の人達が練り歩く、神社のお祭り。静かな場所と対照的な賑やかな場所も同時に恋しくなるのはどうしてだろう。

夏は、ほんとうに忙しい