白い階段を駆け下りた廊下の先に、目線と消えた姿を辿る

どんな関係性か思い出せなくて、でも彼が被っていた紺色の野球帽なら思い出せる

名字や笑った顔、走り去った温度も

 

夢に左右される、か弱い記憶が苦しくて

あちこちに散らばってる小さな気持ちを一つ一つ潰してくように消耗してく

 

夜中、部屋にぽつんといたら泣きたくなった

 

なにが悲しいのかわからないけど、たまにどうしようもなく一人ぼっちに思うときがある

 

どんなに心を近づけても、決して同化することなく、個々として生きていかなくちゃいけないの、どうしてだろう…

 

とてつもなく寂しいときは、そういうきもちを持った同士がひとつになって、新しい人が一人出来上がればいいのにな

そしたら今より強くなれそうなのに

 

一人で乗りこえなくちゃいけない悲しさとか寂しさが、多い気がする

 

世の中、みんな一人で一生懸命生きてるの本当にえらいなぁと思う

言葉の奥にある心の中はみえないのすごく怖いし、いろんな辛さや不安をもて余してそわそわしたり、きもちや思考なんてストップしちゃえばいいのになって

 

神様は人間にきもちを作ったとき、なにを想って作ったんだろう…

 

 

私の住んでる家の窓は、お昼過ぎから夕方にかけて日が入るようになっていて、朝は薄暗い

今の季節は寒そうな青白さから、だんだん光をとりこんで、やわらかいオレンジ色になる

 

毎日この時間に空が明るくなってくると、子供の頃とは違って、どこまでも澄んだ希望のようにまっさら見えてたものが、まるで曇りガラスを透してみているように感じるときがある

 

もうこれ以上大人になりたくないなぁ…

子供のころを失ってまで、手にいれたもの 

いったいなにがあるだろう…

これから先、何を得て、そして失っていくんだろう