過ぎ去った日のことを思い出す

私がいてもいなくても変わらない世界は、永遠に続くみたい

手を伸ばしたその指先をかすめ、必ず戻ってくるねと言ったきもちは、消えてく泡

いなくなったものばかり握りしめて、きらきらした思い出にすがりつくのは、さみしいことでしょうか

すべての人たちに平等な時間、それぞれ大事にしてるものがあったり、過ぎてしまえば消したくなるものもあったり

昔住んでいた家の前を久しぶりに通ったら跡形もなく、なくなっていた

平たい砂利の土地に風が吹く。冷たくてとても硬い

 

裏の浅い川、台風にカタカタしていた古い家だった。眠るときの子守唄、台所の料理の匂い、みんなの笑い声

家族が一つだった記憶

二度と手に入らない空間

こういうのをほんとうに悲しいっていうんじゃないのかなと思う

生きてると悲しみから逃れられない

うれしいことも悲しいことも、今のきもちもいずれは過去になってしまうのに、苦しいのはどうしてだろう 

心が休まるときは、きっと自分がこの世からいなくなるときだ、寒空の下ふと思う