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一月の夕方

今日のしじみのお味噌汁は、あたたかくて身体がぽかぽかになった。しじみを洗い、ねぎを刻んで、さっとお鍋に入れ、少しぐつぐつするのを待つ。シチューもお鍋もポトフも、何かが煮えている時間を待つのは、落ち着いていて、包み込むような優しい至福のひととき。

湯気があがり、水滴を含む空気の湿りは、潤うように肌を撫でる。ぽっかり寒い穴をつるんとふさぐように、あたたかさでいっぱいの夕方。

外は雪。歩く人は足早に家へ向かい、帰路につく。一月の空気は、春へと急ぐように見えず、そこにじっと立ち止まってるよう

今年の桜の色づきは、どんな風だろう…?

春服も少しずつ揃えはじめ、四月になったら新しいパンプスで、街をかけぬける姿を思い浮かべる