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夢と桜

 

 

 

 

昨日は、ひどい夢だった

ぱっと起きて、しばらくうーっとなり顔を洗って朝ごはんを食べたけど、心が麻痺してた。今日はもしかしたら一日引きずられるかもしれない。そんなふうに思った

日常はいつも通りで、時間は穏やかに過ぎ、夜はあっというまにくる

また眠る時間だ

悪夢をみた日の夜中は眠りに入るのに、どきどきしてしまう

また昨日の夢、みないといいなぁ…

 

朝はあんなにどんよりした夢だったけど、時間が経つたびに少しずつ薄れていってる。みた直後のようには、何もかも思い出せない

何日かしたらもうすっかり忘れてるんだろうなぁ…

夢に泣いたりしても、いずれ忘れちゃうのは本当によかったと思う

 

どうしてなにもかも忘れちゃうんだろう

 

願っても消えゆくもの

楽しかった思い出は切なさで戻ってきて、どんな過去も思い出すときは、薄くベールがかかっている

よかった思い出ほど悲しくなったりするときもあって、このきもちはなんだろうって考えたりする

 

最近朝は寒いけど、昼間はちょっとずつあたたかくなってきた

風の温度が心地よくなると、くるりが聴きたくなる

イヤホンが片方壊れてて、買いかえなくちゃと思いながら、何日か経っている

春はパステルカラーの絵の具を淡く散りばめたような水彩画のイメージ

桜もとろけそうなピンク色だし、植物は豊かに芽吹き始め、沢山の色が街を点々と染めていく

海が見えるぽかぽかした公園のベンチに座って、カフェで買ったパンを食べながら日向ぼっこしたいな

 

女の子たちのスカートはひらひら揺らめいて、行き交う人々もほんのり足どりが軽やかな気がする

 

 

桜は儚いから美しい

いいなぁと思った瞬間には、もうなくなってる

花火も紅葉、雪も

刹那的で、毎年同じ季節に戻ってくる律儀さがいいなぁと思う

今年のお花見はどこにいこうかな

フルーツサンド作っていこう

 

 

 

 

 

 

 

新作

 

 

 

 

 

村上春樹さんの新作が発売されるそうで、すごく気になっている

とても好きな作家さんで、中毒性があるなぁと冊を重ねるたびに思う

読む前は、好き嫌いがわかれやすいと聞いて構えながら読んだのだけど、今はとっぷりとはまりこんでしまっている

うまく言えないけど、透明な階段を一歩ずつ踏み外し堕ちていくような喪失感や、アイロンをかけ、ゆっくり料理をしたり丁寧に生活をする清潔なところがとても気に入っている

 

たとえ血が出てきても、血の匂いがあまりしないように思う

空気は湿りと乾きが絶妙な位置付けで漂い、優しくもなく冷たくもない

淡々とこなしていく、主人公の日々にいつの間にか、さらわれている

 

私が今のところ一番好きな作品は、「風の歌を聴け

1Q84海辺のカフカなど、おおかた有名な作品を楽しんだ後に読んだのだけど、村上春樹さんの原点がぎゅっと濃縮されていた

 

他に好きな作家さんもいるけど、読んでいて心が落ち着き、日々を柔和にしてくれるのは村上さんが一番だと思う

 

主人公はいつも何かを失い探しているし、電話はときどき鳴り、猫は寄り添っている

 

全部の作品を読んだあとに、新作読みたいなぁ…

楽しみにとっておきたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意味

 

 

 

しばらくblogを開いてなくて、今日とても書きたくなってきたので書こうかな

 

深夜の二時は、いろいろなことを話しても許されそうな気がして、やさしいなぁといつも感じてしまう

だから夜中に記事をぽちぽち書くことが多い

ときどき文章を書きたくなる衝動に突き動かされるときがある

あと読みたくなるときも

 

私は文庫本をいつもバッグに入れていて、時間が空いたら読むようにしてる

病院の待ち時間やカフェで、はさんである栞をとり、文字を目で追う

電車には乗る機会があまりないのだけど、本当は電車のなかで揺られながら、時折窓に流れる景色を眺めたりして読んでみたいなぁなんて思う

空き時間だけじゃ足りなくて、たまに夜通し読んだりを続けて、身体をこわしてしまうときもある

読書は、日常を溶かして本の世界と混ぜ合わせ、夢をみれるところが本当にいい

本を開けば、違う世界が待つ

癒され、励まされたり、元気をくれる

 

 

なんだかいつまでもふわふわして夢をみるように毎日生きている

傷つかないように予防線を張ってるのかもしれない

 

 

 

今日観たカルテットで、夫婦の意味を考えてみた

 

「愛してるけど、好きじゃない」

この台詞には弱さや迷い、諦めのなかに愛情も含まれていて、悲しい言葉だと思った

愛してるか愛してないか、よくわからなくなる言葉

同じ方向を向いてないのに、一つ屋根の下で暮らしていくの本当に苦しくてつらいんだろうな…

結婚の意味って、なんだろう…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねむり

 

 

 

 

彼の息遣い、やわらかい耳たぶ

眠りにおち、きもちよさそうに呼吸する身体

柔軟剤の匂いにくるまれた、暗くて甘い部屋

 

すべてなくなることを考えるたび、息がとまりそうなくらいつらくなる

出会う前より出会ったあとの方が苦しいきがする

楽しいことや嬉しいことと同じくらい、つらくて悲しいきもちになる

たまに冷たいお墓の前で、花を持って立っている彼の姿を思い浮かべる

先にいなくなるのと、あとにいなくなるの、どちらがつらいんだろう…?

 

 

 

 

 

 

 

雨とワニ

 

 

 

 

夜中のぽつぽつと降る雨は、やさしく道路を濡らし、走る車や街全体をすっぽり靄で隠してしまう

ベランダからみえるライトアップされた遠くの橋の光、濃い紺色と同化した鉄塔、水分に絡めとられたようにぼんやり歩く人達も、夜の雨の下ではどこか寂しそうにみえる

私は、夜中も雨もとても好きなので、ふたつの組み合わせはお皿に乗ったひとつのアイスに、もうひとつおまけがぽんっと乗せられた感じ

雨の音は、やっぱり人を落ち着かせるのかな…?そういうアプリを前にみつけて、もしかしたら私みたいに雨の音で癒されるひとたちが沢山いるのかもしれないと思った記憶がある

土曜日の夜中は、永遠と夜が続きそうで、広々した芝生に手足を伸ばして転がるようなきもちよさでいっぱいになる

幼い頃は、学校があるから早く眠らなくちゃいけなくて、だけど目を閉じても全然眠れず、寝返りをうったり毛布をさわったり。

お水を飲みにキッチンへ行くと、部屋の奥でチクタクする時計の音が耳に入る。しんとした空間に響く時計の秒針は、本当に怖くて、静かに足音を消して襲ってくる動物を思わせた

目をつむって、走ってベッドに戻るけどなかなか心臓をおちつけるのに時間がかかり、そのうち疲れて眠ってしまうことがよくあった

するとある日、父が「時計の秒針は、怖くない。大丈夫。ピーターパンのワニを思い出したらいいよ」と言ったのを覚えてる

その時は、ピーターパンをまだ観たことがなくて、「?」というきもちだったけど、時計をのみ込んだワニは、かわいらしくてそれからあんまり怖くなくなった

お話を観た後は眠るときに、フック船長がチクタクワニを怖がるところを想像して、そこから妄想が広がり、頭の中の空にいろんなものを浮かばせた

 

今でもたまにそのことを思い出して、やさしく懐かしいきもちに浸る

夜寝る前にお話を聞きたくなったり、好きな文章を読みたくなるのは、こんな経験があるからかもしれない

 

フック船長はワニがきらいかもしれないけど、私はワニがとても好き

私の中のワニは、首にリボンを巻き、穏やかな目をして、いつも隣に寄り添ってくれている