movie book art etc…

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最近の夢は、色がついていて目まぐるしく状況が動く

 

ある日の夢。金魚がたくさん泳いでる水槽の掃除をしてたら、一匹ぷかぷか浮いてきて、手のひらでそっとすくう。冷たく小さい

横に置いて掃除を再開すると、次々に赤い金魚が水面に浮かんできて、止められなくて泣いている。あっという間の出来事だった。金魚好きなので、悲しかった

昨日の夢は、寝ているときに蛇が二匹出てきた。一匹はコブラだった。毒をもってて危ないのに私はそんなに驚かず、じっと見ていた。コブラは威嚇してきて近づこうとするんだけど、よく見ると蛇の体は床に半分以上埋まっていて、そこから動けないのだった。苦しそうにも見えたし、何にも考えてないようにも受け取れた。可哀想に思って助けようとしたところで目が覚める。あと一匹は縞模様があったことを後から思い出す。夜なのに、状況がわかるくらい室内は明るくて、時間の進み具合が遅い。横には、誰か一緒に眠っていた気配があって、それが誰なのかはわからなかった

夢は、不思議で異空間に連れていってくれる。悪夢は前より減ったように思う。

でも、記憶と結び付いていて、断片的に出てきたりするからか、現実との境目が曖昧になりやすく呑まれそうで怖くなる。足を引っ張られると抜け出せなくなりそう。

 

 

こわいと感じることから、逃げてばかりいるからいつまでも弱いままなのかもしれないとたまに思う。

誰かと一緒にいても、触れられない自分だけの空間があって、その部分でずっと闘ってる気がする。終わりがない、先も見えない。強くなりたいのになれない原因は、そこ答えがあるのかもしれない。『寂しさや孤独は他者と共鳴できるけど、最後に救えるのは自分しかいない』と本に書かれていて、泣いてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くるり

 

 

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くるりのアルバム

『ソングライン』をずっとリピートしてる

とってもいい。優しくて哀愁漂っていて、癒される

Tokyo op、かっこいいなぁ…。その線は水平線からのはじまり方もいいし、ソングライン一番好き

いつもくるりはアルバムごとに素敵さが更新してる気がする。初めて知った曲はハイウェイで、それから好きになった。昔のアルバムを聴いてみたりして、全部それぞれ印象が違って、飽きないし聴いててわくわくする

 

『ソングライン』今のちょっぴり寂しい季節に沁みる歌声、心温まる

涙ぐんでしまうような、消えかけた思い出を遡り、輪郭をなぞってくような懐かしい気持ちになる

また昔のアルバムも全部聴きたくなった

なかなかうまく説明できないけど、『図鑑』のどっしりして攻めた感じもかっこいいし、『THE WORLD IS MINE 』のくぐもって幻想的なところ、『TEAM  ROCK』の色んなジャンルが混ざった雰囲気、『THE PIER』の壮大さも、全部いい 

 

今回のアルバムが作られるまでのインタビュー記事を読んだのだけど、音楽を作るのは奥が深くてとても難しいんだなぁと思った。私は聴くばかりで、背景にはこんなに大変な苦労があり、作ってる方々の気持ちがこもってると思うと大切に聴かなくちゃと感じた

新しいことに挑戦することは勇気がいるし、批判も覚悟の上で次々に作り上げていくのは凄いなぁ…。

作るたび、こんなのはどうかなぁ、みたいな感じで、聴き手からすると音楽が本当に好きなんだろうなぁというのが伝わる

 

琥珀色の街、上海蟹の朝』が出たとき、すごく気に入って、岸田さんを真似して一緒に、上海蟹食べたいって歌ってたんだけど、あれからもう二年も経ってたなんて、早いなぁ…

まだ色々いっぱい聴きこんでいきたい

いいきもちになる音楽を聴いてると、しあわせになるから、ずっと続けたいな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憂い

 

 

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『悲しみよ  こんにちは』

 

 

サガンさんの作品は、『一年ののち』を一番最初に読んで、この本は二作目

『一年ののち』は、映画『ジョゼと虎と魚たち』の中で、ジョゼが読んでいた本で、ずっと気になっていてやっと読むことができた

 

 

読了したあと、この作品もしかしたら今読むべきじゃなかったかも…とちょっと後悔した

実は、他にも『優しい関係』と『絹の瞳』を買っていて、この本の後じゃ霞んでしまいそうな気がしたから…

 

 

さっぱりしている。絡みつくような描写は少なかったけど、痛いくらいに突き刺さりじわじわ抉ってくる。処女作だし、主人公が17歳の女の子だからかなぁ…

18歳の最初の作品で、こんな凄いものを書いてしまうなんて、びっくりした。乙一さんの『夏と花火と私の死体』も16歳という若さで書かれた作品で、読んだとき感動したことをふと思い出した

 

 

寂しそうで、絶望していて、ゆるい倦怠感に包まれる。雨が降りだしそうな曇りの日、ソファで憂鬱な顔をして、ぼんやり物思いにふける女の子を思わせる

しっとりとして、とても上品、センスを感じさせる文章

背景には終始海があり、夏の太陽が降り注ぐイメージとはかけ離れ、爽やかで乾いた気候と気だるさが混ざりあい、独特なムードが漂っている

膜が張ったような不透明で優しい表面の中身を覗くと、冴え渡るほどに冷えた人間の真理。頭が良く、駆け引きを巧みに仕掛け、精一杯自分を守るセシル

うまく言葉にできない気まずい雰囲気や、心理の先読み、相手への挑戦的な態度、残酷な目線

 

 

 

小さな悪魔と呼ばれていたサガンさんの人柄は、自身の作品にも本当によく表れていて、男性ならずとも沢山の人を自分に溺れさせる危うい魅力を持った女性だったんだろうなぁと思った

 

 

 

新潮文庫サガンさんの作品の表紙が好きで、全部集めたいなぁ…

ベルナール・ビュフェさんの絵が描かれていて、味わいがありおしゃれなところが作風にぴったり

ちょうどいい薄さで、持ち運びしやすいところもいい

読み終わったあと、ふうっとため息をついて、ゆったり余韻に浸ってしまった

初めての感覚で感動したし、嬉しかった

本を読んでると、全く知らない新しい気持ちに出会うことがあって、それがきもちよくてやめられない

様々な作家さんを読めることは、本当に幸せだなぁと感じる

いつまでも本のなかで、ふわふわ旅してたいなぁ…

 

 

 

最近は、窓を開けて本を読んでると頬を撫でる風が心地よくて、いい気持ちで読書ができる。2、3日前は雨の音も聞こえてた

夜中、たまにうとうとなるけど、やっぱり秋は読書が楽しいなぁ…

 

 

 

講談社文庫の『虚無への供物』と、ジェイムズ・ジョイスさんの『ユリシーズ』を読んでる最中で、とても厚くて読みごたえたっぷり

ユリシーズは本当に訳注が多く、行ったりきたりしてる…。訳注だけで、150ページ近くあって驚いた。翻訳をされた方、本当に凄いなぁと思う

 

 

 

朝は気温が下がり、毛布も手放せなくなってきた…。あったかい飲み物も少しずつ揃えていかなくちゃ

時は止まることなく、静かに日常は流れる

知らない間に夏が終わってた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月蝕

 

 

寺山修司未発表歌集 月蝕書簡

寺山修司未発表歌集 月蝕書簡

 

 

 

 

寺山修司

未発表歌集『月蝕書簡』

全歌集を発表した後、全の意味を易く裏切りたくないという思いから、歌は作らないと言っていた寺山修司さんが、ぽつぽつ書きためていたものをまとめた作品

様々な紙片にメモされ、綺麗に清書されたものあれば、書きなぐっていたりするものもある。

 

私の印象では、多彩な才能を持ち、完璧なイメージだった寺山さんが、書かないと決めたにもかかわらず、内から溢れだした言葉

その歌は推敲がしきれてなかったり、悩み、行き詰まった様子が伺えて、とても人間らしさがみえる。以前と変わらず父母を詠んだ歌も多く、本人の中でどれだけ存在が大きかったのかがよくわかる。

以前の作品から、特に母親への感情は複雑だった印象を受けたのを思い出した。

数はつくれるけど妥協を許さず、良いものをと考えた時に、周りの勧めにも『いや、駄目です』と言いきったところは、中途半端なものはよくない、と考えたのだと思う。

そこには二十年ぶりにつくる恐怖や自信のなさもあったのかもしれない

過去の作品が偉大すぎると、それを越えるのは本当に難しいと思う。類似していると言われたり、常に比べられたりして、新たに生み出す歌は多大なる苦労を要する。

三年間で三百出来ていた新作を五作まで消していく作業で、ますます元気になってきたという。内部を活性化する試みだったと考えると、在りすぎるものを削り取ることで、もしかしたら見えてきた景色があったのかな…

この本を読んで、皆それぞれ感想が違うんじゃないかなぁと思う…。人によっては物足りなさを感じる人もいるかもしれない。

でも、プレッシャーや自己を模索しながら書きとめていったこの作品集は、寺山修司さんの人物史を読むようで、感慨深いものがある。

「下としてわが子を宿せいもうとよ月蝕の」という書きかけで終わってる歌の先へと思いを馳せてみたり、日常に対する着眼点、言い回しや詩的表現の広がり、まだまだ新しいイメージを散りばめてるところは、深く敬服する。

 

 

 

栞の『現代短歌のアポリア   心・肉体・フォルム』に、田園に死すを最後に何故短歌が作れなくなったのかについてかかれている。

"万物を連続体としてとらえる発想は、散文の発想である。散文を書いてる人が、「私は」と書き始めたときから、「私」というものを連続性でとらえないと叙事として成り立たない。それでは、私とはなにか…?と疑いをかけ、その意味を問う

結果「私」を原点とした短歌ができなくなる"

 

 

 

対談に対する受け答えが、博識で理知的、思慮深く、自分自身に固執してない、何者にでもなれる自由さを持っていて、それは他者との境界線を引かず曖昧にしてる故なのかと感じた。表現の数を入れる箱の大きさが決まってないことは、どこまでも伸びやかな柔軟性と等しく、底から滲み出る本人の魅力に繋がっていると思う。本当にかっこいい。

私は、きっと作品よりもこの方の人間性に惹かれてるのだと確信した

生き方が素敵な人に、凄く憧れる。

 

 

 

 

短歌というと、寺山修司さん以外あんまり読んだことがないのだけど、この間、穂村弘さんの『ラインマーカーズ』と『水中翼船炎上中』を読んだ

 

 

ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi

ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi

 
水中翼船炎上中

水中翼船炎上中

 

 

 

ラインマーカーズ
ピンク、黄色、緑。蛍光ペンの薄くて軽い光が交差し、重なり合い、自由奔放に伸びゆく線。『手紙魔まみ』の無邪気でちょっと強引だけど、憎めない女の子が可愛らしかった。

夏の日に海辺を歩きながらぽつりと呟く、悪魔みたいな甘い言葉と差し出される小さな手、その手を引く君

"水中翼船炎上中"という題名から、もう素晴らしいなぁと感じてしまう

どちらも素敵だったけど、どちらかというとラインマーカーズの方が、研ぎ澄まされていて尖ってるところが好きでした

 

 

 

まだ初心者なので、もっと色んな短歌の本、楽しんでいきたいなぁ…

 

 

 

だいぶ秋めいてきて、窓から入る涼しい風に心が穏やかになる日々。

ソニマニのマイブラ行きたかったなぁとか、エヴァンゲリオンの最新作のニュースにわくわくしたり…

夏のニュースもすぐ吹き飛んでいってしまうほど、日々はあっというまで、季節さえ見失いそうになる

あちこちお散歩して自然を感じたり、秋服を買ったり、映画館や公園にお出掛けしたりしたいなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏霞

 

 

 

 

 

見えない世界を見ようとしてるうちに、見えてるはずの世界を見失ってしまう

世界の進化なんかより、見えてるものを見るほうが、ほんとはむずかしい

 

 

 

 

本に書かれていて、いいなぁって思った言葉

 

 

 

 

最近、自分が変わってしまったみたいで戸惑う日々が続いていた。あまりの劇的な変化に涙がぽろぽろ止まらなかった。過去と今まで関わってきた人達が、大きな鍋に入れられてぐつぐつ煮詰まり、混沌とした何かを作り上げてしまうような怖さと闘ってた

色々考え、内面を静かに覗いて、これまで必要だと強く思ってたことがそんなに重要じゃないことがわかったり、大切にしなくちゃいけないものは昔からそこに変わらず存在していて、ただ自分自身が気づけてなかったみたい

 

 

 

 

荒療治だったのかもしれないけど、本当に感謝しかなくて、もし自分がこれからその人に何か酷いことされても嫌いになれないかもしれないな…。関係を絶ちたくない、ずっと繋がってたいと初めて感じた

自分の弱さをさらけ出して認めてもらうことは、相手に心の居場所を明け渡すこと。そのスペースが広いぶん、感情が入り込んで離れられなくなるのかもしれない

誰かに対してこんな風に思うこと今までなかったから、湧きあがった気持ちに驚いた

怖くて逃げてばかりで、その場に居ることも出来なかったのに、今出来てるのはその人と出会ってからだと思う

 

 

 

 

生きてると、何処でどんな出会いがあるかわからない

もっと早くに出会いたかった気もするし、でも今だからよかったのかなとも感じる

相手はたぶんそんな風に大きな影響を与えたことは知らなくて、普通に接しただけなんだと思うけど、その軽やかさは風が吹き抜けるときのように、柔らかく心地よくて、重いものを全部さらってくれた

恥ずかしくてなかなか伝えれないけど、いつかすごく感謝してること伝えれたらいいなぁ…

きっと相手が心を開いてくれたぶん、私も素直に接せれて、まるで息をするように自然にお話できて、するする心の結び目がほどけていったんだと思う

 

 

 

 

まだ整理が追いつかなくて、うまく大事にできるかわからないけど、精一杯優しく包んで、傷つけたくないなぁ…

恋愛だけじゃなくて、愛には、いろんなかたちがあるんだと思った

 

 

 

 

毎日本をたくさん読んでいて、新しい作家さんとの出会いや、大きく揺さぶられる素敵な作品が次々に出てきたので、またブログにその事もかけたらいいなぁ…

目標の冊数あるんだけど、達成できるかなぁ…

 

 

 

 

蝉はせわしなく鳴き、アスファルトからの熱気に目眩がし、暴れる天候に海辺の景色は荒れ狂う。いろんな変化に呑み込まれそうになる夏